24Jul
いかがお過ごしでしょうか?
梅雨が明け、気温が上がり、いよいよ夏の到来です。
今回は、
東洋医学における「夢」についてです。
寝苦しい夜とは思いますが、この寝ている時に見る「夢」を、東洋医学では、身体のバランスを診る判断基準の一つとして活用しています。
例えば、空を飛ぶ「夢」や逆に墜落する「夢」から、気が上に偏っていることや逆に下に偏っていること、夢の中での「喜怒哀楽」から五臓のバランスをみていきます。
この根拠となるものが古典鍼灸の経典に散見することができます。
身体と精神は一体で互いに影響を及ぼしあっています。感情の動きに合わせて、心臓がドキドキしたり、呼吸が早くなつたり、頭を使いすぎてのぼせ気味になったり、逆に胸を張ると堂々とした気分になったりと、西洋医学的に言えば、自律神経の働きにより、精神と身体とが無意識に結びついています。
東洋医学に、「無形から有形が生じる」とあります。
また、
「見えないものは、必ず形となって現れる」
とあります。
この精神は徹底しています。
東洋医学的な診察法でも、この無形の「夢」でさえも活用していこうとする精神があったからこそ、結果的に、観察の中から理論ができました。
あなたの「夢」は何ですか?
後進の私たちも、自己実現に向けて「人生の夢」を日常の原動力として活用していくと良いかもしれません。
何をするにも身体が大切な資本です。