24May
腰を伸ばした状態や歩き出してからしばらくすると、ももや膝から下が重だるくなってきたりシビレや痛みが出て歩行困難になります。そこで、少し前屈みになったり休むとシビレや痛みは軽減します(これを間歇性跛行(かんけつせいはこう)と呼びます)。また、圧迫を受けた神経によっては排泄障害を伴うことがあります。
背筋に繰り返し強い負担を掛ける運動や労働、また逆に、極端に筋力が落ちている、日常の姿勢、加齢などの要因で脊柱管が狭くなり神経や血管が圧迫されて発症します。特にシビレや冷感は手術をしてもしつこく残りがちなので、歳のせいだと放置せずに,まずは病院で診てもらい、保存療法から早期に対処していくことが大切です。
個人的経験では、腰痛が全くなく、かつ、下肢のシビレが両足に出ている場合は、鍼灸でも難治です。逆に、症状が片足だけの場合、状態により違いはありますが、骨盤・腰椎周辺の血流の改善や筋肉のバランスの崩れを調整することにより改善がみられます。また、手術後再び痛みや痺れが出た場合、術前以上に鍼灸での改善が著しく悪くなります。オペ前に一度鍼灸を試して様子をみることをお勧めします。