13Aug
自分では気持ちは若い!そう思う反面、近頃、身体の衰えを感じざるを得ない場面が増えているということはないでしょうか?気づきたくない気持ちを、グッと、こらえて現状と向き合うことが、未来の健康という財産を手中に入れる一歩となります。
東洋医学では、男女年齢別で身体の変化が述べられています。
これは、いまでいうところの「疫学」にあたります。
※疫学の定義(国際疫学学会):「特定の集団における健康に関連する状況あるいは事象の分布あるいは規定因子に関する研究」
出典は約2000年以上前の医学書『黄帝内経素問』上古天真論からの抜粋です
女性は年齢が7の倍数、男性は8の倍数で身体の変化が記述されています。
今回は、男性に関する記述です。
身体のピークを32歳で迎えてからの様子が以下となります。
四八、筋骨隆盛、肌肉満壮
男性は32歳になると、筋骨が充実し、肉付きが充実する
五八、腎気衰、髪堕歯槁
40歳、腎気が衰え始め、髪が抜け、歯が悪くなり始める
六八、陽気衰竭於上、面焦、髪鬢頒白
48歳、上半身から陽気が衰え始め、顔がやつれ、白髪がまじり始める
七八、肝気衰、筋不能動、天癸竭、精少、腎臓衰、形體皆極
56歳、筋肉をつかさどる肝気が衰え始め、思ったように身体が利かない。歳が至り、精が少なくなり腎臓が衰えて、身体がみな衰える
八八、則歯髪去
64歳:歯も髪も抜け落ちる
いかがでしたか? 男性の場合は、50代半ばがターニングポイントのようです。
原文に「形體皆極」とありますが、これを今風に言うならば、身体が衰え、基礎体力が落ち、自分の思いと実際の動きのズレが出てきて、特に体幹のインナーマッスル(深部の筋肉)が衰えて関節に負荷がかかり痛みがでてくるということになります。それに生活での身体の使い方のクセや古傷が加わることにより、さらに関節に負荷が加わります。その結果、股関節や膝関節、また首や腰にトラブルが生じます。
関節の痛みで病院に行くと先生から「歳だから」と、言われて、気力がなえて、あきらめてはいませんか?
痛みを感じた時に、身体に調子に合わせて生活を変えない、また、まったくメンテナンスしないと、さらに、状態が落ちていきます。逆に、ここが、生活と身体を調整していくチャンスにもなります。
「小江戸の鍼」では、
関節の痛みや身体の歪の調整はもちろんのこと、
日頃からのメンテナンス、日常の生活のアドバイスなど、
トータルにサポートします。
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